2026.02.27

予算10億円、舞台はインド全土。日本の「AI×3D義足」が挑む、医療格差なき世界へのインフラ革命

必要とする人があまりに多すぎて、作る手が全く追いつかない。それが、インドをはじめとするグローバルサウス諸国が直面している「義足」の現実だ。糖尿病や交通事故により足を失う人は増え続ける一方で、職人の手作業に依存する従来の製造プロセスでは、数億人規模と言われる潜在需要を満たすことは物理的に不可能だった。しかし、その巨大な需給ギャップという壁を、日本のスタートアップがテクノロジーの力で突破しようとしている。2026年1月22日、AIと3Dプリンティング技術で義肢装具を製造するインスタリム株式会社が、国際連合工業開発機関(UNIDO)の大型プロジェクトに採択されたと発表した。予算規模は約10億円。目指すのは、インド全域の義足製造ラインをデジタル化し、「誰でも、すぐに、安く」高品質な義足が手に入る世界だ。(文=JapanStep編集部)

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