2026.10.13

万博の記憶を次世代へ。大屋根リングを3D保存

世界中から人々が集った祝祭、そんな万博が幕を閉じた後、象徴となった巨大建築や当時の空気感をいかに残すことができるのか。解体を前提とした仮設建築の記録を、図面や二次元の写真、映像だけで残すには、どうしても限度がある。あの日、その場に流れていた光の移ろいやスケール感、人々の記憶までを、ありのままに残し続けることはできないか?建築遺産の保存と体験の継承に向け、最新の3D技術を活用した新たなアプローチが動き出した。2026年7月、東畑・梓設計共同企業体および株式会社梓総合研究所は、2025年大阪・関西万博の大屋根リングをデジタル空間上に再現・保存するプロジェクト「Record-RING」を始動。特設サイトでの無償一般公開を発表した。建築文化をいかに継承するか。184日間にわたる祝祭の記憶を、テクノロジーで後世へ刻む試みがヒントを提示する。(文=JapanStep編集部)

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