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2026.08.27

“配るNFT”から“つながるNFT”へ。顧客接点を1本の線に

店舗やイベント、Web、SNSなど、企業と顧客が接点を持つチャネルは多様化した。しかし、多くのマーケティング現場では「一度参加してもらっても次回につながらない」「施策ごとにデータが分断され、同じ顧客の行動を横断的に把握できない」という構造的な課題に直面している。接点が増える一方で、そこから顧客との継続的な関係を築いていくことは容易ではない。
こうしたマーケティングの分断に対応すべく、SUSHI TOP MARKETING株式会社は、クイズ回答やキーワード入力をきっかけにNFT(ブロックチェーン上で発行・管理されるデジタルデータ)を自動配布する2つの新テンプレートの提供を開始した。Web3技術を活かしたこのアプローチは、顧客の参加や来店、視聴などの行動を、デジタル上の記録として蓄積できる点が特徴。企業の顧客エンゲージメントのあり方に新たな選択肢を与えるものだ。(文=JapanStep編集部)

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クイズと合言葉を起点に。行動データを一元化する新たな仕組み


(引用元:PR TIMES

2026年6月2日、企業のNFTマーケティングを支援するSUSHI TOP MARKETING株式会社は、ミッション型ロイヤリティプログラムの機能拡張として、「クイズ・謎解きテンプレート」と「キーワード入力テンプレート」の2種類の提供を新たに開始した。

新機能の特長は、ユーザーの自然なアクションを参加起点としてNFTを付与できる点にある。クイズテンプレートでは設問への回答を通じて新商品や展示内容への理解を深めてもらい、正解後に特典NFTを配布する。

(引用元:PR TIMES

一方のキーワード入力テンプレートでは、テレビ番組や店頭POP、ポスターなどに提示された合言葉の入力を条件にNFTを発行し、視聴や来場の証明として機能させる。

(引用元:PR TIMES

さらに本機能は、同社のオムニチャネルプラットフォーム「トークングラフマーケター(TGM)」と連携することで真価を発揮する。TGMはウォレットIDを共通のキーとして、店舗訪問やSNSでのアクション、レシートOCRによる購買証明といった分散した行動データを一元管理する技術基盤だ。

(引用元:PR TIMES

高額なCDP(顧客データ基盤)の構築を必要とせず、プライバシーに配慮した設計でありながら、施策を重ねるほど顧客理解の解像度を高められる仕組みを実現している。

「NFTを配って終わり」にしない。顧客接点の可視化へ

今回のテンプレート追加には、NFTを単なる「デジタルな記念品の配布」から、顧客との継続的なエンゲージメントを築くための「データ連携インフラ」へと役割を進化させるという狙いがある。

従来の販促キャンペーンでは、Webサイトへのアクセスや店頭イベントへの参加が別々のデータとして分断されてしまい、同一人物の行動として追跡することが難しかった。しかし、クイズの回答履歴やキーワードの入力実績をウォレットID上で束ねることで、顧客が自社とどのような文脈で接点を持ってきたかを一本の線として可視化できるようになる。これにより、熱量の高いファンに向けた最適な次回施策の提案や、段階的なロイヤリティプログラムの展開が容易になる。

また、個人情報の取り扱いに関する規制が世界的に強まる環境下において、プライバシーを守りながら行動履歴を蓄積できる、同社の「トークングラフマーケター(TGM)」を活用した手法は、小売や観光、エンターテインメントなど幅広い現場でのDX推進にも寄与するだろう。

企業のマーケティングは、単に「接点の数を競う段階」から「分散した接点を結び、ファンとの絆を深める段階」へと歩みを進めた。SUSHI TOP MARKETINGが提示した仕組みは、地域や企業が持続可能なファンコミュニティを自律的に育てるための強力な足がかりとなるはずだ。

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